2011年5月10日火曜日

東京マーケット?サマリー(27日)

レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
         ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円
午後5時現在  93.78/82   1.3345/51   125.20/22
NY17時現在  94.00/03   1.3394/98   125.72/77
 午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点に比べ小幅ドル安の93円後半。売買が交錯するなか、米ゴールドマン?サックス<GS.N>の幹部が出席する公聴会や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、短期筋は売りが優勢。一方、朝方は年金筋によるドル買いが見られたほか、この日のスポット取引が月末決済となるため、午後に入って輸入業者のドル買いも散見され、ドルの下値が支えられた。
<株式市場>
日経平均   11212.66円(46.87円高)
       11108.72―11213.45円 出来高 22億0191万株
 東京株式市場で日経平均は小幅続伸。国内勢の利益確定売りで前場は上値を抑えられたが、後場に好業績見通しを発表したファナック<6954.T>が大幅高となり、指数をプラス圏に押し上げた。ただ、全般的には米連邦公開市場委員会(FOMC)やゴールドマン?サックス?グループ(GS)<GS.N>幹部の公聴会出席を前に様子見気分が強かっ UGG 店舗
た。中国株の下落も懸念されている。
 東証1部騰落数は値上がり595銘柄に対して値下がり957銘柄、変わらずが117銘柄。東証1部売買代金は1兆6167億円だった。
<短期金融市場> 17時05分現在
 無担保コール翌日物金利(加重平均レート)  0.092%
 3カ月物国庫短期証券104回債流通利回り  ──  (出合いなし)
 ユーロ円3カ月金先(2010年9月限)   99.640(変わらず)
              安値─高値    99.635─99.640
 無担保コール翌日物金利の加重平均は0.092%。日銀が潤沢に資金供給していることから、出合いの水準は弱めとなった。準備預金の積みは順調に進んでいる。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCレートは低位安定。国債買い現先オペの平均レートはレポレートを反映し、前回から低下した。金利入札方式の共通担保資金供給オペも平均レートがわずかに低下。固定金利方式の共通担保資金供給オペの応札倍率は、オペ残が積み上がっていることなどを背景に引き続き低下した。
 ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。
<円債市場>
 10年国債先物中心限月?6月限(東証)139.40(+0.22)
                    139.28─139.40
 10年最長期国債利回り(日本 Tera rmt
相互証券引け値) 1.305%(─0.015)
                 安値─高値  1.315─1.310%
 円債市場は反発した。朝方は外部環境が中立となるなか、日経平均が安く始まったことに加え、前日の夜間取引が買い戻し基調だった動きを反映し、強含みでスタート。その後も、海外勢など短期筋の買いが優勢となり、高値圏で推移した。現物債は生保や年金勢の買いを背景に、超長期ゾーンがしっかり。20年117回債は前日比2ベーシスポイント低い2.065%まで買い進まれた。2年物国債入札は銀行勢のキャッシュつぶしニーズを背景に、予想通り順調な結果となった。武藤敏郎?大和総研理事長(前日本銀行副総裁)のロイターとのインタビューには反応薄。
<クレジット市場>
政保債(地方公)10年 2.0─2.5bp 銀行債(みずほ)5年 19─20bp
地方債(都債) 10年 3.5─4.0bp 電力債(東電)10年  8─ 9bp
 一般債市場では 住宅金融支援機構の貸付債権担保住宅金融支援機構債券(資産担保証券/ABS)に売り?買いの気配が観測された。気配は第9回債(償還2043年1月)が103円30銭オファー─102円90銭ビッド、第34回債(償還2045年3月)が101円25銭オファー─100円85銭ビッド。政府の行政刷新会議の事業仕分けによる影響が懸念されており、水準を探る目的で気配が出たとの見方があった。 シャネル バッグ 激安

 クレジット?デフォルト?スワップ(CDS)市場で指標となるiTraxxJapanシリーズ13のプレミアムは95.5ベーシスポイント(bp)、96bp、95.5bpと前日引け(94bp)を上回る水準を付けた。日経平均株価が朝方に下落して取引が始まったことからリスクを回避する動きが先行したが、大型連休を前に取引手控え感が根強く、株価が上昇に転じる場面でも動意に乏しい展開となった。
<スワップ市場>
スワップ金利(17時05分現在の気配)
   2年物 0.51%─0.41%
   3年物 0.57%─0.47%
   4年物 0.64%─0.54%
   5年物 0.74%─0.64%
   7年物 1.00%─0.90%
  10年物 1.42%─1.32%
 スワップ金利は小幅低下した。市場参加者によると、金利変動幅は2年ゾーン0.125ベーシスポイント、3年ゾーン0.5bp、5年ゾーン1bp、7年ゾーン1.5bp、10年ゾーン1.625bp、12年ゾーン1.5bp、15年ゾーン1.625bp、20年ゾーン1.5bp、30年ゾーン1.375bp。スワップ金利は国債金利より低下幅が限定的となっており、「証券系がアセットスワップ(現物買い?スワップ払い)繰りに傾き始めたのではないか」(邦銀)との見方があった。
         
                 [東京 27日 ロイター]

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引用元:sun rmt